今回の新たな沈殿現象も、偶然の中から発見できた事象でした。
2014年の10月に実験した目的は、間接ナノバブル・ジャムの抗酸化作用・抗菌作用を応用して、阿蘇中央高校(前任校)で製造・販売している乳酸飲料を、「直接ナノバブル水」や「間接ナノバブル水」で希釈した場合、カビの発生はどうなるのだろうかと言うことでした。
実験を開始して数日経つと、「直接ナノバブル水」と「間接ナノバブル水」で希釈したコップには、沈殿現象が起き始めました。
「なんだ、この現象は?」ということで、またまた、新たな発見がありました。ナノバブルの性質について詳しく勉強を始めると、今回の「沈殿現象」がなぜ起きたのか仮説が成り立ちます。
ナノバブルの泡の表面は、マイナスに帯電しています。ゴミやほこりなどは、プラスに帯電しています。乳酸飲料の原料もプラスに帯電していると考えれば、この沈殿現象が説明できます。
汚水にナノバブルの泡を発生させると、マイナスに帯電しているナノバブルの泡に、プラスに帯電している汚水の原因の汚れがくっつき、その汚れはいずれ沈殿し、汚水が清んでくるというのが理論です。
今回の乳酸飲料の実験では、偶然に上記のような現象が起きたと考えられます。
科学的に考えると、間接ナノバブル水には「多くの溶存酸素」「ナノの泡」は含まれていません。しかし、画像から見るとどちらも同じように沈殿現象が起き始めました。
「直接ナノバブル水」からの波動が、「間接ナノバブル水」に転写されたと考えなければ、今のところ科学的には説明できない現象だと思われます。
「直接ナノバブル水」と「間接ナノバブル水」の共有現象を説明できれば、ノーベル賞受賞も夢ではないかもしれませんね。