○IGF-Ⅰの効果
①心血管系
・動脈硬化促進に重要な血管内皮細胞(アポトーシス)の抑制。
・食後高脂血症の抑制。
・抗炎症作用。
・血圧低下や冠血流増加作用。
・糖尿病患者にIGF-Ⅰを投与すると、インスリン投与量を半分にできる。血糖値も23%減少。
・メタボリック症候群の発症予防に重要な役割を演じる可能性を示す。
★健康な100歳代の高齢者の血清IGF-Ⅰは高値であるとの報告。
②免疫系
・IGF-Ⅰは、癌細胞やウイルス感染細胞を傷害するナチュラルキラー細胞を活性化する事が知られている。
・ナチュラルキラー細胞は、思春期にその数は最高。加齢とともに減少。
・人の加齢に伴う免疫力の低下は、IGF-Ⅰ産生の低下と密接な関連がある。